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2月22日 6時20分
先月、50人以上が死亡するバスの転落事故が起きたばかりの南米ペルーで、再びバスが崖から転落してこれまでに少なくとも44人が死亡し、地元メディアは安全管理や道路整備の不備を指摘しています。

ペルー南部の山あいにある都市アレキパで、21日未明、大勢の乗客を乗せたバスが、ガードレールのない道路脇から80メートルほど下の川岸に転落しました。

地元警察によりますと、この事故で、これまでに少なくとも44人が死亡し、20人以上がけがをしたということです。現場では救助活動が続けられ、死傷者はさらに増えるおそれもあるとみられます。

転落したバスは、前日の昼すぎにアレキパからおよそ300キロ離れた沿岸部の都市を出発し、事故当時は、カーブが続く山道を走行していたということです。

生存者の1人はメディアの取材に対し、「運転手が居眠りしていたようだった」と話していて、警察が事故の詳しい原因を調べています。

ペルーでは先月にもバスが崖から転落して50人以上が死亡する事故が起きたばかりで、地元メディアは、運行上の安全管理や道路整備の不備を指摘しています。