むつ市の農業用ハウスで、食卓を彩る春の味覚、「タラの芽」の収穫が盛んに行われています。

むつ市川内地区では10軒あまりの農家が、農業用ハウスで、“春を告げる山菜”と呼ばれる「タラの芽」を栽培していて、いま、収穫作業が最盛期を迎えています。
このうち鴨田輝雄さんのハウスでは、水を含んだスポンジに敷き詰めた長さ10センチ程の「タラノキ」から、長さ6センチ程の薄緑色の「タラの芽」が育っています。

鴨田さんは、育ち具合を確かめながら、1本、1本、丁寧にナイフで「タラの芽」を切り取り、大きさごとに分けて出荷用のトレーに入れていました。
収穫作業は4月中旬まで続きます。

鴨田さんは「去年夏の低温の影響がないか不安でしたが、平年並みのサイズに育っています。天ぷらやあえ物にして味わって欲しい」と話していました。
地元の農協によりますと、昨シーズンの川内地区の「タラの芽」の収穫量は2トン余りで、生産者の減少などを背景に年々減っているということです。

02月23日 18時15分
青森 NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20180223/6080000182.html