綏靖天皇陵を研究者に初公開

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2056219081.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

日本書紀などに登場する第2代天皇の「綏靖天皇(すいぜい)」が埋葬された陵墓として
宮内庁が管理している橿原市の古墳が、23日、研究者に初めて公開されました。

公開されたのは、橿原市の「四条塚山古墳」で、宮内庁が、日本書紀などに登場する
第2代天皇の「綏靖天皇」が埋葬された陵墓として管理しています。
直径約30メートルの円墳とされていますが、天皇や皇族を埋葬した陵墓は、
一般の立ち入りが制限され、これまで、本格的な発掘調査などは行われていません。

宮内庁は、考古学や歴史学の研究者の団体からの要望に応じて23日、初めて公開し、
日本考古学協会の会員など16人の研究者が宮内庁の職員に案内されて敷地に入りました。
研究者たちは、約1時間に渡って周囲を回り、状態を観察したり写真に収めたりしていました。

日本考古学協会の杉井健理事は、
「時代を特定できるものは見つからなかったが、立ち入って見たところ、
円墳ではないかと感じた。貴重な機会だった」
と述べて、陵墓の公開の重要性を強調していました。

02/24 13:52