【ソウル=岡部雄二郎】韓国政府高官は5日、北朝鮮を訪れる文在寅ムンジェイン大統領の特使団が金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長と会談するとの見通しを示した。

 会談では早期の米朝対話実現を働きかけるとみられ、正恩氏の出方が注目される。特使団は5日午後に特別機で平壌ピョンヤンに入り、6日午後まで滞在する。

 韓国政府高官は記者団に対し、正恩氏との会談は「おおよその(事前)協議が済んでいる」と述べた。

 米国のトランプ政権は非核化を前提としない協議には応じない姿勢を示しており、特使団はこうした米側の考えを正恩氏に伝えるとみられる。前提条件なしでの対話を求める北朝鮮側の主張とは隔たりが大きく、今回の訪朝で進展を得られるかどうかは不透明だ。

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2018年03月05日 11時50分
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