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3月6日 5時18分
東京・目黒区で5歳の女の子が死亡した事件で暴行を加えたとして逮捕された33歳の父親が、香川県内に住んでいた去年、女の子に暴行を加えてけがをさせたとして2度にわたって書類送検されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。

今月2日、東京・目黒区の船戸結愛ちゃん(5)が死亡し、警視庁は父親の船戸雄大容疑者(33)が先月末、自宅で結愛ちゃんの顔を殴るなどの暴行を加えてけがをさせたとして傷害の疑いで逮捕するとともに暴行と死亡の関係について調べを進めています。

警視庁などによりますと、結愛ちゃんはことし1月に東京・目黒区に引っ越すまで家族と一緒に香川県善通寺市に住んでいて、おととし12月に唇にけがをした状態で結愛ちゃんが家の外に出されているところを近所の人が見つけたほか、去年3月にも結愛ちゃんが家から出されているところを警察官が見つけ、「お父さんに殴られた」と話したため、およそ4か月間、児童相談所に一時保護されたということです。

香川県警が捜査を進めた結果、船戸容疑者が結愛ちゃんに暴行を加えてけがをさせたとして、去年の2月と5月の2度にわたって傷害の疑いで書類送検していたことが捜査関係者への取材でわかりました。
警視庁は、善通寺市内で暮らしていた時から船戸容疑者が日常的に虐待していた疑いがあると見て調べています。

香川在住時の近所の人の話

結愛ちゃんがことし1月に東京・目黒区に引っ越しをするまで住んでいた香川県善通寺市の自宅近くに住む男性は「結愛ちゃんはしっかりしている子でよく1人で遊んでいるところを見かけました。5歳にしては少し体が小さいように感じましたが、母親の姿もよく見かけていたので、まさか虐待されていたなんて思いもしませんでした」と話していました。