面接試験の内容漏洩、女子中学生にわいせつ行為、定期代不正取得…教員、懲戒処分
3/7(水) 19:52配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180307-00000560-san-soci

 7日に後期選抜の合格発表があった千葉県の公立高校の入学者選抜をめぐり、県立京葉工業高校(千葉市稲毛区)の男性教諭(28)が県内の公立中学校教諭に対し、検査内容の一部を漏らしていたことが分かった。千葉県教委は7日、この教諭を停職3カ月の処分にしたと発表した。

 県教委によると、男性教諭は2月13、14日に行われた公立高の前期選抜で、面接試験の設問を中学教諭に漏らした。男性教諭は同高の野球部顧問をしており、自分の目を付けた特定の中学生について「入学してほしかった」として、中学生が通う中学校に対し電話をかけたことなど、事実関係を認めているという。

 漏らしたのは面接試験の設問10のうち7問で、中学校側から「不審な電話があった」と同高に問い合わせがあり発覚。県教委が調べていた。

 このほか、女子中学生にわいせつな行為をした疑いで神奈川県警に逮捕された千葉県君津市立周西(すさい)南(みなみ)中の山石尭(たかし)教諭(26)を免職としたほか、通勤定期代を不正に受け取った県立千葉工業高校(同市中央区)の女性実習助手(60)を減給6カ月(10分の1)としたと発表した。3人の懲戒処分は7日付で、わいせつ行為による懲戒免職は今年度で8人目。

 県教委によると、山石教諭は昨年10月、神奈川県厚木市のホテルで、同県の中学3年の女子生徒にわいせつな行為をしたとして、今年2月に同県青少年保護育成条例違反(淫行)の疑いで逮捕されていた。

 女性実習助手は、自転車で通勤していたのに、バスや電車を利用していると虚偽の報告をし、約2年分の通勤定期券を払い戻し、約19万円を不正に得ていた。 千葉県教委は同日付で、各学校に綱紀粛正についての通知を出し、再発防止に努めるとしている。