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3月10日 17時31分
「会社の大事な書類や小切手を盗まれた。違約金を払わなければいけない」という長男を装った男からのうその電話を東京の70代の女性が信じて、現金3900万円をだまし取られる事件があり、警視庁が捜査しています。

警視庁によりますと8日、世田谷区の70代の女性の自宅に、長男を装った男から「かばんに入れていた会社の大事な書類や小切手を盗まれた。自分にも責任があり違約金を払わなければいけない」などと泣きながら現金の工面を求める電話がありました。

女性は電話を信じ、現金を受け取りに現れた長男の部下を名乗る男に3回にわたってタンス預金や口座から引き出した合わせて3900万円を渡したということです。

現金を求める電話はその後も続き、女性はさらに500万円を口座から引き出したたため、不審に思った金融機関や連絡を受けた警察が詐欺ではないかと注意を促しましたが、女性は疑おうとしなかったということです。

しかし部下を名乗る男が現れなかったため、女性は同居している長女に相談してようやくだまされたことに気づいたということです。

警視庁が詐欺事件として捜査しています。