0001みつを ★
2018/03/16(金) 02:28:24.11ID:CAP_USER93月16日 2時01分
おととし、新名神高速道路の建設現場で橋桁が落下し、作業員2人が死亡、8人が重傷を負った事故で、警察は建設会社の責任者ら4人を業務上過失致死傷の疑いで、16日にも書類送検する方針です。
おととし4月、神戸市北区の新名神高速道路の建設現場で、長さ120メートル、重さ1350トンほどの橋桁が落下した事故では、作業員の兵庫県伊丹市の福田佳祐さん(32)と、大阪 此花区の田中幸栄さん(37)が死亡し、8人が重傷を負いました。
この事故では、警察などが依頼した研究機関の鑑定の結果、橋桁を支える支柱が地盤沈下の影響で傾いていたことがわかっています。
捜査関係者によりますと、工事を請け負った千葉県の建設会社「横河ブリッジ」の担当者は事前には予定にしていた現場の地盤調査を行っていなかったうえ、事故前日から地盤沈下に気づいていたのに、特別な対応もとっていなかったということです。
このため、警察は事故を防ぐ対策を怠ったとして、横河ブリッジの現場所長と副所長ら合わせて4人を業務上過失致死傷の疑いで、16日にも書類送検する方針です。
この事故では労働基準監督署も会社と現場所長を労働安全衛生法違反の疑いで先月、書類送検しています。
亡くなった作業員の家族の訴え
事故で亡くなった2人のうち、田中幸栄さん(当時37)は、下請け会社の社員として事故の1週間ほど前から現場に入っていたということです。
妻の弥生さんは取材に対し、「優しい人でどんなに疲れていても3人の子どもたちと遊んでくれていました。亡くなった夫の分も子どもをしっかりと育てていきたい」と話しました。
また、田中さんの母親の初見さんは「今後は危ないと思ったら作業を止めるなど現場で作業している人の声を聞いてほしい」と述べました。
弟の悠喜さんは「新名神高速道路の現場では、その後も事故が相次いでおり、兄が亡くなった事故が全く教訓になっていないと思う。会社の人たちには事故のことを忘れずに仕事をしてほしい」と述べ、再発防止の徹底を訴えました。