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3月17日 10時40分
小田急小田原線の複々線化に伴って、通勤電車の混雑の緩和などを目指す新しいダイヤの運用が始まり、新宿駅で特急の出発式が行われました。

小田急電鉄は、小田原線で上り下りとも線路を2本ずつにする「複々線化」の工事が完成したことを受け、多摩線や江ノ島線も含めて17日、全面的なダイヤ改正を行いました。

新宿駅では、新しいダイヤで走る新型特急の出発式が行われ、「70000形」と呼ばれるロマンスカーの車両がホームにお目見えしました。テープカットや花束贈呈のあと、出発の合図とともに特急が動き始めると、ホームに詰めかけた鉄道ファンなどがさかんに撮影していました。

小田急小田原線では、朝の通勤ラッシュ時の電車の本数がおよそ1.3倍に増え、車内の混雑率は昨年度の192%から、150%程度に改善される見込みです。また、各駅と新宿の間の所要時間が短縮されるほか、多摩線や江ノ島線、東京メトロ千代田線との直通電車が大幅に増えます。

小田急電鉄の星野晃司社長は「感無量です。お客様に選ばれる沿線をつくる大きなスタートになります。沿線の活性化を自治体や企業とも協力しながら進めたい」と話していました。