【香港=深沢亮爾】自民党の岸田政調会長は21日夜、訪問先の香港で同行記者団と懇談し、9月の党総裁選への自身の対応について、「何も決めていない」と述べた。

学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省の決裁文書書き換え問題を念頭に、「特に今、政治を巡る状況が不透明感を増しているので、なおさら先行きについて予断を持って申し上げるのは難しい。政治の状況を見極めたい」と語った。

これに先立ち、岸田氏は香港の投資家向けのイベントで講演。「財政再建と経済再生は両方大事だが、今の日本の状況を考えると、もう少し財政再建を強調する必要があるのではないか」と述べ、持論である財政再建の必要性を訴えた。

3月22日(木)7時17分 読売新聞
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