https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180323/3246191.html
NHK NEWS
03月23日 11時39分

日本を訪れた中国人観光客に、スマートフォンのアプリを通じて自家用車に有料で客を乗せるいわゆる「白タク」をあっせんしていた疑いがあるとして、警察は大阪にある中国企業の関連会社の捜索を始めました。
警察は中国人観光客が急増する中、手軽なアプリを通して違法な白タク営業を助長していたとみて調べを進めることにしています。
道路運送法違反の疑いで捜索を受けているのは、中国で広まっている自家用車による送迎サービスをスマートフォンで手配するアプリ「皇包車」を運営する中国企業の関連会社で、大阪・堺市にある会社など数か所です。
「皇包車」は、利用する日時や目的地などを入力するだけで配車の予約ができるアプリです。
大阪府警と京都府警は、去年10月以降、いわゆる「白タク」営業をしていたとして、逮捕した中国人ドライバーらを調べた結果、「皇包車」を通じて、観光客の予約を受けていたことがわかったということです。
捜査関係者によりますと捜索を受けている「皇包車」の関連会社は、このアプリを使って日本に来た中国人観光客に「白タク」のドライバーをあっせんしていた疑いがあるということです。
警察は中国人観光客が急増する中、手軽なアプリを通して違法な白タク営業を助長していたとみて調べを進めることにしています。