https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180328/k10011382501000.html

北海道は、6月下旬並みの暖かい空気が流れ込んでいる影響で、各地で気温が上昇していて、
斜里町ウトロでは、午後0時半すぎに20度4分を観測し、95年ぶりに北海道の3月の最高気温の記録を更新しました。

札幌管区気象台によりますと、28日の北海道は、上空に6月下旬並みの暖かい空気が流れ込んでいる影響で、
午後0時半の時点で173の観測地点のうちおよそ4割に当たる71地点で、3月の観測史上最も高い気温を観測しています。

このうち斜里町ウトロでは、午後0時33分に20度4分を観測し、大正12年(1923年)以来、95年ぶりに北海道の
3月の最高気温の記録を更新しました。

このほか午後0時半現在の最高気温は、小清水町で18度4分、網走市で18度3分、札幌市で13度4分などとなっていて
各地で雪どけが急速に進んでいます。

北海道によりますと、北部にあるサロベツ川では、27日夜9時すぎから豊富町にある観測所で、洪水が起きる危険性がある
氾濫危険水位を超えています。

道は、職員を派遣してパトロールするなど警戒を続けています。気象台は雪どけによる土砂災害や低い土地の浸水、
河川の増水、積雪が多い傾斜地での雪崩に十分注意するよう呼びかけています。