内閣府などは29日、地域の魅力を伝える商品や取り組みを発掘する「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」の表彰式を東京都内で開き、和歌山県海南市の株式会社コーゾーが製造・販売する「からだ用棕櫚たわし」など3件に最優秀賞の地方創生大賞を贈った。

 ヤシ科植物シュロの繊維は和歌山県産が特に良質とされていたが、繊維を取り出す職人の高齢化などで原材料が確保できなくなった。コーゾーはシュロ山を再生し商品化にこぎ着けた。

 ほかに、外務省から出向した斉藤啓輔氏を中心とする北海道天塩町の地域活性化と、岩手県遠野市でビール造りを進める「ネクストコモンズラボ遠野」の取り組みが受賞した。

2018/3/29 20:28
共同通信
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