阿波おどりの主催者の一つである公益社団法人徳島市観光協会に対し、徳島地裁は29日、破産手続きの開始を決定した。多額の累積赤字を抱え、債権者の市が1日付で破産を申し立てていた。市は阿波おどりの新たな運営主体を4月に設置する。
 徳島市の阿波おどりは、同協会と徳島新聞社の共催で、協会は経理を担当。市は補助金の支出とともに損失の補填(ほてん)もしてきた。
 市によると、雨天中止時の払い戻しが長年積み重なるなどして、協会の累積赤字が約4億2000万円に拡大。昨年9月に協会と徳島新聞社に赤字解消の三者協議を申し入れたが、協会は参加しなかった。市はその後の第三者調査の結果を受け、協会の事業継続は困難と判断した。(2018/03/29-21:23)



時事通信 
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