http://www3.nhk.or.jp/news/html/20180331/k10011386551000.html
陸上自衛隊が導入するオスプレイの佐賀空港への配備をめぐって、防衛省は、先月起きたヘリコプター墜落事故の原因究明が長引くなど、準備が間に合わないとして、暫定的に千葉県の木更津駐屯地に配備する方向で調整を進める方針です。
防衛省は、離島が侵攻された場合などの上陸作戦を専門とする陸上自衛隊の水陸機動団が長崎県佐世保市に創設されたのに伴い、新型輸送機オスプレイを近くの佐賀空港に配備する計画で、地元との協議を進めていました。

しかし、先月、佐賀県神埼市で陸上自衛隊のヘリコプターが住宅に墜落した事故を受けて、協議が中断されているほか、事故の調査も終わるめどがたっておらず、原因の究明はことし6月以降になる見通しです。

このため、防衛省は、新年度(平成30年度)に導入されるオスプレイ5機を、暫定的に千葉県の陸上自衛隊木更津駐屯地に配備する方向で調整を進める方針です。

木更津駐屯地は、国内で唯一、アメリカ軍のオスプレイの定期整備の拠点となっていますが、地元ではオスプレイの配備に懸念の声もあり、防衛省は安全性などを丁寧に説明して理解を求めていくことにしています。
3月31日 11時00分