3日午前、沖縄県の尖閣諸島の沖合で中国海警局の船3隻が日本の領海に相次いで侵入し、海上保安本部が直ちに領海から出るよう警告を続けています。

第11管区海上保安本部によりますと、3日午前11時前、尖閣諸島の魚釣島の沖合で中国海警局の船3隻が相次いで日本の領海に侵入しました。

3隻は午前11時現在、魚釣島の北北西およそ20キロの日本の領海内を航行しているということで、海上保安本部が直ちに領海から出るよう警告を続けています。

尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が領海に侵入したのは先月23日以来で、ことしに入って合わせて7日となります。

首相官邸に「対策室」
総理大臣官邸の危機管理センターに設置している「情報連絡室」を「官邸対策室」に切り替えて、情報収集と警戒監視にあたっています。
外務省 中国に抗議「直ちに退去を」
外務省は東京にある中国大使館の公使に対し「尖閣諸島は日本固有の領土であり、領海への侵入は日本の主権の侵害にあたり、受け入れられない」として電話で抗議し、直ちに退去するよう求めました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180403/k10011389041000.html