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低迷する紳士服市場に一筋の光。「スリーピース」が、売れ筋商品として浮上。

新社会人の必須アイテムとして、この時期需要が高まるスーツだが、中でもスリーピースが今、人気という。

AOKI銀座本店の保谷大介店長は「今、『クラシック回帰』で、スリーピースが注目されている。(購入客層は)最近20〜30代が中心だが、40代以上も、前年比で約1割増えている」と話した。

ライフスタイルや働き方の変化にともなって、ビジネスシーンではカジュアル化が進み、スーツ市場は縮小傾向といわれるが、スリーピースについては、紳士服大手各社で売り上げ、取扱量ともに増えている。

AOKI銀座本店では、ここ1〜2年のスリーピースの好調な売り上げを受け、2017年の倍にあたる14種類にバリエーションを増やした。

また、これから始まるクールビズには、ジャケットなしでもフォーマルにもカジュアルにも着こなせるベストが、特に便利。

ベスト単体の種類も増やした。

製造業営業(20代)の人は「かっこいいと思います。目についたらいいなと思ったので」と話した。

メーカー営業(20代)の人は「白シャツとスーツだけだと、『しっかり感』が出ないので、『しっかり』を見せたいなと思って」と話した。

ビジネススタイルの自由度が増す現代で、あえてクラシックに回帰する現象に、ヒット商品などにくわしい日経BP総研の品田英雄氏は「シンプルに収束するようなものに対して、人々が飽きてきていて、それとは違う少しこじゃれたもの、小細工がきいたものを選びたい人が増えてきていて、それが結果的にスリーピースに流れているような気はします」と話した。

4/5(木) 0:44
フジテレビ系(FNN)
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