勤務先の小学校のトイレなどで児童5人にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつ罪に問われた愛知県知立市の市立小学校の元臨時講師、大田智広被告(30)の判決公判が12日、名古屋地裁岡崎支部であり、野村充裁判官は懲役4年(求刑懲役7年)を言い渡した。

 大田被告は埼玉県の小学校勤務時に性犯罪に絡む処分を受けたが、改名して処分歴も申告せず、知立市教育委員会に採用された。

 判決理由で野村充裁判官は「教員としての立場を悪用した行為は狡猾(こうかつ)で、強い非難に値する」と指摘する一方で「一部の被害者と示談が成立していることなどを考慮し、量刑を決めた」と述べた。

 判決によると、大田被告は平成28年11月〜29年5月、勤務していた小学校で「けがをしているから見てあげる」と誘い、多目的トイレに連れ込むなどの手口で、当時6〜8歳の男女5人の児童にわいせつな行為をした。

http://www.sankei.com/smp/west/news/180412/wst1804120069-s1.html