2020年の東京五輪に向け、世界196カ国を表現した着物を制作する「KIMONO PROJECT(キモノプロジェクト)」に福岡県久留米市の呉服店主らが取り組んでいる。この4年で輪は全国に拡大。今月100カ国目が完成し、29日に勢ぞろいする。「着物で世界を一つに」。残り96カ国。関係者は弾みをつけたいと願う。

 3月中旬、福岡市内で和装のモデルのレッスンがあった。福岡・佐賀両県の高校生や専門学校生ら約40人が練習用の浴衣を着て、歩き方、振り返り方など和装独特の動きを練習した。「目線を15度上げて。顔が明るく見えるから」「肩を開いて胸を張ったほうがきれいだよ」。プロのモデルからアドバイスが飛んだ。

 彼女らの本番は今月29日。久留米シティプラザで催されるファッションショーで、モデル100人が100着の着物を披露する。

世界196カ国を1カ国ずつ表現した着物を作り、東京五輪の公式行事を彩る――。14年夏に始まった「KIMONO PROJECT」は、最初は夢物語のように思われたが、支援の輪が広がり、100カ国に達することになった。

 29日のショーには、九州7県の高校生モデル55人も登場する。マレーシアの着物を着る久留米高校3年の本田昌恵さんは「『日本とマレーシアの人を、この着物がつなぐんだ』という思いで臨みたい」。

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南アフリカ
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ブラジル
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