◆避妊のため男性用ピルのプロトタイプが発表

米研究チームが、男性用の経口避妊薬として使える物質を発表した。
論文は科学誌『PLOS ONE』に掲載された。
サイト「Science Daily」が報じた。

新たな避妊ピルとなりうるのは、たんぱく質を男性の性細胞表面に「結びつける」EP055有機化合物。
チームを率いる生物学者のマイケル・オランド氏によると、これは精子の動きを抑制することで、受精の確率を激減させる。
EP055は動物実験で試験された。

雄マカクのグループに注射を打って30時間後には、マカクらの性細胞は移動性を失った。
注射から18日後には薬は効力を失い、マカクらは繁殖能力を取り戻した。
副作用は確認されていない。

sputnik日本 2018年04月23日 07:11
https://jp.sputniknews.com/science/201804234809232/