山形の秋の風物詩「日本一の芋煮会」で使う3代目の大鍋の製作が本格的に始まり、山形市内の工場で、作業の安全を祈る神事が行われました。

「日本一の芋煮会」では、直径6メートルの大鍋、2代目「鍋太郎」が四半世紀にわたって使われてきましたが、金属の劣化で去年引退し、山形商工会議所の青年部が中心になって、3代目の製作準備を進めています。
24日から本格的に製作が始まり、山形市内の工場には、実行委員会のメンバーや、溶接作業にあたる職人など、あわせて17人が集まりました。

そして、神職が祝詞をあげたあと、代表者が祭壇に玉串をささげて作業の安全を祈りました。
製作費用は5100万円あまりで、2代目をさらに上回る、直径6メートル50センチの大きさを目指すということです。

工場長の村井一成さんは「失敗はできないので、とても緊張しています。みなさんに笑顔で芋煮を食べてもらえるよう、鍋を作っていきたい」と話してしていました。
3代目鍋太郎は、このあと溶接や塗装が行われ、ことし7月ごろに完成する予定だということです。

04月24日 13時08分
山形 NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20180424/6020000553.html