◆【近鉄橋脚ずれ】仮復旧まで数日か、100年超の橋は45カ所

大阪市東住吉区と大阪府松原市間の近鉄南大阪線大和川橋梁(きょうりょう)で橋脚の一部に傾きが見つかったトラブルで、仮復旧には数日がかかる見込みであることが26日、近鉄への取材で分かった。
近鉄は問題があった橋脚にくいを打ち込み、傾きの拡大を防ぐ作業を進めている。試運転などで安全性を確認し、早期の仮復旧を目指す方針。

近鉄によると、大和川橋梁は95年前の大正12年に完成。
このほか、100年以上前に完成した橋は45カ所あるが、近鉄はいずれについても「普段から点検や監視を重ねており、安全性に問題はない」としている。

近鉄は、26日始発からも南大阪線の大阪阿部野橋(大阪市阿倍野区)−河内天美駅(大阪府松原市)間での運転を見合わせている。
近鉄は臨時バスの運行のほか、JRや大阪メトロ、南海で振り替え輸送を行うなどして対応を続けている。

写真:復旧に向けた作業が進む大和川橋梁
http://www.sankei.com/images/news/180426/wst1804260037-p1.jpg

産経WEST 2018.4.26 10:46
http://www.sankei.com/west/news/180426/wst1804260037-n1.html