http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20180502/1100002171.html

はしかの感染が全国的に広がる中、先月、埼玉県内を旅行していた30代のタイ人の女性から
発疹などの症状が出たため病院で検査を受けたところ、はしかと診断されました。
県は、女性と接触した可能性がある人に感染が広がっていないか調べています。

埼玉県保健医療政策課によりますと、はしかの感染が確認されたのはタイ国籍の30代の女性です。

県によりますと、この女性は、先月23日に観光目的で入国し、草加市を訪れた際に発疹などの
症状が出たため市内の病院で検査を受けたところ、はしかに感染していることが確認されたということです。

県によりますと、この女性は、来日前から発熱の症状があったということで、
県は、女性がタイ国内で感染したとみています。

女性は、県内のほか、静岡県や京都府を巡っていて、埼玉県は、移動経路を詳しく聞き取って、
女性と接触した可能性がある人に感染が広がっていないか調べています。

埼玉県内では、ことしに入ってから先月29日までにこの女性を含め、6人のはしかの患者が確認されています。

県では、はしかが流行している地域に行く予定がある人は、ワクチンの接種を検討するとともに
発熱などのはしかが疑われる症状が出た場合は、事前に保健所に連絡した上で速やかに医療機関を
受診するよう呼びかけています。