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5月3日 7時40分
史上初の米朝首脳会談を前に、アメリカ議会の与党・共和党の議員らがノーベル平和賞の選考委員会にトランプ大統領を推薦する書簡を送り、中間選挙に向けて成果をアピールしたい思惑があると見られます。

アメリカ議会の与党・共和党の下院議員18人は2日、連名で、ノーベル平和賞の選考を行うノルウェーの委員会にトランプ大統領を推薦する書簡を送りました。
書簡では推薦の理由として、トランプ大統領が朝鮮戦争の終結や朝鮮半島の非核化に取り組んでいることを挙げています。

そして「トランプ大統領は中国を含む国際社会を結束させ、北朝鮮に最大限の圧力をかけ、交渉のテーブルにつかせた」とし、「世界の平和のために取り組むトランプ大統領以上にノーベル平和賞にふさわしい人はいない」と強調しています。

トランプ大統領に対しては、史上初となる米朝首脳会談を前に支持者からも集会で「ノーベル平和賞を」という声が上がっていました。

共和党の議員らとしては、11月に行われる議会の中間選挙に向けて北朝鮮の問題でトランプ大統領の成果をアピールし、支持を広げたい思惑があると見られます。