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5月7日 17時48分
5日、新潟県阿賀野市にある五頭連峰に登山に出かけたまま会社員と小学生の親子2人が下山せず、警察や消防は、2人が遭難したと見て行方を捜しています。今のところ親子は見つかっておらず、範囲を広げて捜しています。
遭難したと見られるのは、新潟市北区の会社員、渋谷甲哉さん(37)と、長男で小学1年の空君(6)です。

警察によりますと、2人は5日、新潟県阿賀野市にある五頭連峰に登山に出かけていましたが、夕方になって「道に迷ったのでビバークする」と、家族に携帯電話で連絡がありました。

6日朝には「これから下山する」と再び電話がありましたが、その後、連絡が取れなくなり、警察や消防は2人が遭難したと見て行方を捜しています。

警察や消防は、当初、家族などの話から、標高582メートルの赤安山と標高524メートルの扇山の登山道を中心に捜していました。

しかし、その後、2つの山より標高が高く、北東にある標高954メートルの松平山のふもとの登山口で渋谷さんの登山届が見つかったということです。

また、松平山に続く登山道で親子に似た2人を見たという情報もあったことから、警察などは、松平山の登山コース周辺を重点的に捜していますが、今のところ親子は見つかっていません。

警察などは、さらに範囲を広げながら親子の行方を捜しています。

往復4時間余 登山道あまり整備されず

警察などによりますと、渋谷さん親子2人は5日、五頭連峰の県立自然公園内にある「魚止めの滝」と呼ばれる登山口で、登山届を提出したということです。

登山届には、松平山に登ると記載されていて、親子は登山口から松平山へと向かう「松平コース」を登っていたと見られます。

阿賀野市観光協会によりますと、「松平コース」を1時間20分ほど進むと、途中、山葵山に到着し、そこからさらに1時間10分ほど登ると松平山の山頂に到着するということです。

下山する時間を含め、往復では4時間余りかかることになります。

阿賀野市商工観光課によりますと、「松平コース」は傾斜が急で、五頭連峰の中では、登山道があまり整備されておらず、初心者が登ることはほとんどないということです。

「松平山には雪 気温下がり心配」地元高校登山部顧問

地元の山に詳しい新潟県の新発田高校の登山部の顧問、平増崇章さん(47)は「私たちは松平山に入っていたが、まだ上のほうはかなり雪が残っていた。2人が行かれた場所がどこまで行かれたかによって条件が変わってくるが、小雨がずっと降り、気温も下がっているので心配です」と話していました。

また、警察などと一緒に2人を捜した男性は「赤安山は、そんなに高い山ではなく迷う心配もないと思うが、その奥にある松平山は山も深くて険しいし、雪があると怖い感じがする。急なのぼりもあるし、雪がもし登山道にあると迷う心配があると思う」と話していました。

雨でドローンでの捜索できず

警察とともに渋谷さん親子を捜した地元の登山愛好者の会「水原山の会」の男性は「親子の目撃情報があったことから、松平山周辺の沢などをドローンで捜索しようとしたが、雨が降り、悪天候でできなかった。松平山は険しくて登山者も少ない。子どもを連れて登るには難しい山だ」と話していました。

今月3日に山開き

新潟県の松平山、赤安山、扇山は、いずれも阿賀野市から阿賀町にまたがる五頭連峰の一部で、今月3日に今シーズンの山開きが行われたばかりです。

松平山は標高およそ954メートルと五頭連峰の中で2番目に高く、阿賀野市観光協会によりますと、登山道の整備もあまり進んでいないため、五頭連峰の中では登山者が少ないということです。

一方、赤安山と扇山は、登山者に人気がある五頭山へ向かう途中にあります。

赤安山は標高が582メートルで「赤安コース」と呼ばれ、標高524メートルの扇山はかつて「五頭高原スキー場」があり、現在は「スキー場コース」と呼ばれる登山ルートになっています。

新潟県山岳協会によりますと、この時期の五頭連峰にはまだ雪が残っているため、登山道が雪で隠れて道に迷うケースもあるということです。

★1のたった時間
2018/05/07(月) 18:06:08.34

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【新潟/登山の親子遭難か】捜索対象とは別の山で登山届発見 松平山は険しく無整備、上方には雪 雨で捜索ドローンも飛ばせず 阿賀野 ★2
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