http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180515/4726711.html

05月15日 21時09分
今月、旭川市の業者がつくった弁当を食べた福祉施設の入所者など72人が下痢などの症状を訴え、保健所は弁当が原因の食中毒と断定し業者を3日間の営業停止処分にしました。
営業停止処分を受けたのは旭川市高砂台4丁目の弁当製造業者、「リブロス北海道」です。

旭川市保健所によりますと、今月8日から11日にかけて旭川市内と上川地方にある8つの福祉施設で、「リブロス北海道」がつくった弁当を食べた入所者と職員あわせて72人が相次いで下痢や腹痛などの症状を訴えました。

いずれも症状は軽く全員が回復に向かっているということですが、保健所が調べたところこのうち14人と、残っていたおかずの「筑前煮」から食中毒の原因となる「ウエルシュ菌」が検出されました。

このため保健所は、弁当が原因の食中毒と断定し、15日から3日間の営業停止処分にしました。
「ウエルシュ菌」は食材の温度が40度前後の時が最も繁殖しやすいということで、保健所は煮込んだ料理を弁当に入れる場合などはそのままにせず冷たい場所に置いておくなど注意を呼びかけています。