一つの建物で、他人と台所や風呂などを共有する賃貸住宅「シェアハウス」への投資トラブルを巡り、スルガ銀行(静岡県)は15日、社内調査の結果を公表した。

 物件のオーナーへの融資に必要な書類の偽造や改ざんを、多くの社員が認識していた可能性があることを明らかにした。オーナー側は同日、スルガ銀と物件を扱った不動産販売会社の担当者それぞれを、私文書偽造などの容疑で来週にも警視庁に刑事告発する方針を示した。

 社内調査によると、スルガ銀のシェアハウス向け融資は今年3月末時点で1258人に対して行われ、総額2035億円に上る。シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営していたスマートデイズの関連融資が約6割の約1200億円を占め、同社以外の運営会社が扱う物件もあるという。

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http://sp.yomiuri.co.jp/economy/20180515-OYT1T50096.html