JAさがえ西村山は10日、JAアグリ寒河江店産直センター(寒河江市西根)で販売したコシアブラから国の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を20ベクレル超える放射性セシウムが検出され、自主回収を始めたと発表した。

 同JAによると、河北町の出荷者1人が6日に尾花沢市内でコシアブラを収穫し、7日に納入。同日に35パック(1パック100グラム入り)、8日に10パックを販売した。17パックの購入者13人は分かっているが、28パックが不明となっている。出荷者はJAに対し、尾花沢市産のコシアブラを河北町産と偽って出荷したと話しているという。

 厚生労働省が7日に買い上げ調査し、9日に判明した。10日現在で健康被害は確認されていない。

 今回の問題を受け、同JAはきょう11日、寒河江市の本所で全体集会を開き、採取場所や出荷、納入について厳しく基準を守るよう出荷者に指導する。回収などの問い合わせは同産直センター※電話番号はソース先でご確認ください

2018年05月11日 09:43
山形新聞
http://yamagata-np.jp/news/201805/11/kj_2018051100201.php