企業の設備投資の先行きを示す主な機械メーカーのことし3月の受注額は、変動の大きい船舶と電力を除いて前の月を3. 9%下回り、3か月ぶりに減少しました。

内閣府が発表した機械受注統計によりますと、主な機械メーカーが国内の企業からことし3月に受注した額は、変動が大きい船舶と電力を除いて8566億円で前の月より3.9%減りました。受注額が減少するのは3か月ぶりです。

鉄鋼メーカーから機械の発注が減ったことや鉄道車両メーカーから部品の発注が減少したことが主な要因です。

ただ、ことし1月から3月までの3か月間の受注額は3.3%増えていることから、内閣府は、基調判断については「持ち直しの動きがみられる」とこれまでと変えませんでした。

また、来月までの3か月間は、特に製造業からの受注が好調だとして、前の3か月に比べ7.1%増加する見通しだとしています。

一方、昨年度1年間の受注額は10兆1480億円で前の年度を0.8%下回り5年ぶりに減少しました。

5月17日 10時51分
NHK NEWS WEB
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