http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054751831.html

05月17日 19時09分
ことし2月の記録的な大雪で、国道8号線で大規模な車の立往生が発生したことを受けて、国や県などは17日、対策会議を開き、ことし11月ごろに、合同で大雪を想定した訓練を実施し、除雪体制に反映させることになりました。

ことし2月の記録的な大雪で、県内の国道8号線では、あわら市と坂井市の間で一時約1500台もの車が立往生し、市民生活や物流などに大きな影響が出ました。

これを受けて、国土交通省や福井県などは対策会議を設置し、17日、福井市で2回目の会合を開きました。
会議には、国土交通省や県などの担当者約40人が出席し、近畿地方整備局の橋本雅道道路部長が「具体性を持った対策の議論を尽くして次の冬を迎えましょう」と呼びかけました。

会議では、国土交通省や県、それに、国道8号線に並行して走る北陸自動車道を管理するネクスコ中日本などが合同で、大雪を想定した訓練をことし11月ごろに行うことを確認しました。
▽これまで道路管理者がそれぞれ作成していた除雪計画を一元化させて訓練を行うほか、▽訓練の結果を受けて除雪を優先的に行う区間を定めるなど、除雪体制に反映させるということです。

また、交通量を抑制して立往生を防ぐため、ドライバーに広域的なう回を呼びかける訓練も行うということです。
対策会議の事務局をつとめる近畿地方整備局は、ことしの夏ごろまでに訓練の詳しい内容をまとめることにしています。