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5月18日 18時54分
去年、不法投棄された大量の産業廃棄物の撤去が終わったはずの香川県の豊島で、ことし新たに廃棄物が見つかったことを受けて、先月から進められてきた再調査がほぼ終わり、見つかった廃棄物は合わせておよそ610トンに上ることがわかりました。

香川県土庄町の豊島では、昭和50年代から大量の産業廃棄物が不法投棄され、県は去年3月までに91万トン余りを撤去し、処理は完了したとして祝う式典も開きましたが、ことし新たに汚泥などの廃棄物が見つかりました。

これを受けて、県は先月から再調査を行い、去年までの廃棄物の撤去の際に地面を掘っていなかった場所を中心に、4メートル間隔で穴を掘って廃棄物が残っていないか確認作業を進めてきました。

再調査は18日までにほぼ終わり、香川県によりますと、合わせておよそ495トンのドラム缶や汚泥などの廃棄物が見つかったということで、再調査の前に見つかった分を含めると、廃棄物はおよそ610トンに上ることがわかりました。

廃棄物は現場近くの仮設テントで保管されていて、香川県は今後、処理方法の検討を急ぐことにしています。

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