海上保安庁の観閲式と総合訓練が19日、東京湾で行われた。

 同庁は尖閣諸島周辺の領海警備や2016年の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の対応などのため13年以降は観閲式を行っていなかったが、今年は同庁発足70周年を記念して6年ぶりに実施した。

 同庁の巡視船のほか海上自衛隊の護衛艦、警察の警備艇など計37隻の船艇と、航空機15機が参加。巡視船に乗り込んだ約3000人の観客が見守る中、船艇や航空機がパレードを行った後、ヘリコプターによる漂流者の救助などの訓練が実施された。テロ容疑船を捕捉・制圧する訓練では、海上保安官たちが巡視艇から容疑船に飛び移るなど、緊迫感のある動きを見せた。

 観閲式は20日も行われる。

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