http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20180518/5090002836.html

05月18日 11時46分
沖縄県の西表島だけに生息する国の特別天然記念物、イリオモテヤマネコの死体が16日発見され、状況から車にはねられたと見られています。
ことしに入り4匹が交通事故で死んだことになり、環境省はドライバーに細心の注意を呼びかけています。

環境省によりますと、16日の午前、島の北部の県道脇で白骨化した1匹の死体が発見されました。

状況から車にはねられたと見られるということです。

イリオモテヤマネコは生息数がおよそ100匹と推計され、環境省から絶滅のおそれが最も高い絶滅危惧種に指定されていますが、ことしに入り4匹が交通事故で死んだことになります。

また今月15日には島の西部で、生後1か月半ほどの子ネコ1匹が衰弱した状態で保護されました。

付近ではその2日前にも1匹が保護されていて環境省は、今月、車にはねられて死んだとみられるメスネコの子どもである可能性もあると見ています。

環境省西表野生生物保護センターは、「ヤマネコが急に飛び出しても避けられるスピードで走行してほしい。特に今は子育ての時期にあたるので、十分に注意してほしい」と呼びかけています。