http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20180518/1070002600.html

05月18日 17時48分
湖を巡るサイクリングを生かした地域振興を進めている霞ヶ浦と滋賀県の琵琶湖、それに静岡県の浜名湖の3つの地域で連携を図っていこうと、関係者が意見を交わす初めての会合が土浦市で始まりました。

県などは霞ヶ浦や筑波山麓を巡るサイクリングロードを整備して、中継地点となるJR土浦駅にことし3月、日本最大級の自転車拠点施設をオープンさせ、自転車を活用した地域振興に力を入れています。

こうした中、同じく、湖と自転車を活用した振興に取り組む滋賀県の琵琶湖と静岡県の浜名湖の関係者が土浦市に集まって、霞ヶ浦を含めた3つの地域で連携を図るための初めての会合が開かれました。

参加者は、茨城県の取り組みについて説明を受けたあと早速、JR土浦駅の自転車拠点施設を視察し、自転車の貸し出し状況や、サイクリング利用者が使えるロッカーやシャワーなどの設備を確認しました。

県によりますと19日は、参加者の一部が霞ヶ浦を一周するおよそ140キロのコースを実際に走って体験する催しが行われる予定で、今後、互いの取り組みについて情報を共有しながら具体的な連携策を検討していくということです。
県地域振興課の中村浩副参事は、「3つの湖が連携すれば、情報発信を強化でき、さらなる誘客につなげられる」と期待を込めていました。