http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034787521.html

05月20日 12時36分
去年、国の登録有形文化財に登録された「清水の次郎長」の生家が、持ち主の次郎長の子孫から静岡市に譲渡されることになりました。

清水の次郎長こと、山本長五郎は、幕末から明治にかけていまの静岡市清水区で港の整備を行うなどして、地域の発展に貢献しました。
静岡市清水区美濃輪町にある次郎長の生家は、地元の人たちの寄付などで修復工事が行われ、去年、国の登録有形文化財に登録されました。
その後、今の持ち主の次郎長の子孫、服部千恵子さん(74)が地域の観光資源として活用してほしいなどと考えたことから静岡市に譲渡されることになり、20日、式典が開かれました。

式典では静岡市の田辺市長が「世界から清水の歴史を見たいという観光客の誘致に取り組んでいます。
市が責任をもって活用すると約束します」とあいさつしました。
そして、服部さんから田辺市長や市のマスコットキャラクターに目録や生家の鍵の模型が手渡されました。
服部さんは「さみしいというより、うれしい気持ちです。次郎長の社会貢献を大勢の人に知ってほしいです」と話していました。