http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20180522/2060000030.html

05月22日 12時52分
今月、アメリカで開かれた世界の高校生が科学の研究成果を競う大会の数学の分野で、彦根東高校の生徒3人が特別賞にあたる「アメリカ数学会賞」の1等を日本人で初めて受賞しました。

受賞したのは、彦根市にある彦根東高校の3年生3人です。
3人は、今月13日から18日までアメリカ・ピッツバーグで開かれた世界70か国余りのおよそ1700人の高校生が自分で取り組んだ科学研究について発表する「国際学生科学技術フェア」に出場し、特別賞の1つ「アメリカ数学会賞」の1等を受賞したということです。

3人の発表は、大きな1つの球の中にぴったり入る2つの球をさらにぐるりと囲む球の数が必ず6つになるという「六球連鎖の定理」と呼ばれる幾何学の理論を分析する中で、球体を特別な条件で並べるときの新たな規則を見いだしたというもので、その独創性が評価されたということです。
学校によりますと、この数学分野での受賞は日本人で初ということです。

受賞した彦根東高校SS部数学班の横濱湧太さんは、「受賞と聞いてとても驚いた。改めて数学を好きになり、数学の研究者になりたいという思いを強くしました」と話していました。