https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20180601/2050000083.html

中学生など55人がノロ集団感染
06月01日 19時39分

先月、野外活動のため、県内の宿泊施設に滞在した橿原市の中学生や教諭あわせて55人が相次いで吐き気や腹痛を訴えました。
全員が快方に向かっているということですが、奈良県はノロウイルスによる集団感染と断定し手洗いの徹底などを呼びかけています。

県によりますと、先月27日から1泊2日の日程で曽爾村の野外活動施設を利用した橿原市立八木中学校の生徒と教諭あわせて55人が吐き気や腹痛を訴えました。
全員が快方に向かっているということですが、保健所が調べたところ、生徒4人からノロウイルスが検出されたということです。
施設では複数の生徒がトイレなどでおう吐していたということで、保健所は吐しゃ物からノロウイルスが広がった集団感染と断定しました。
ノロウイルスの感染は例年、この時期に増える傾向にあるということで、保健所は▼調理や食事の前には手洗いを徹底することや、▼吐しゃ物の処理の際には手袋やマスクを着用し、十分に消毒するなどして、感染予防を行うよう呼びかけています。