京都銘菓「八つ橋」を製造・販売する老舗「井筒八ッ橋本舗」(京都市東山区)は4日、のれんや商品説明書などに「創業元禄二年」と事実と異なる記載をしたとして、別の老舗「聖護院八ッ橋総本店」(同市左京区)に不正競争防止法に基づき記載の差し止めと600万円の損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こした。

 聖護院八ッ橋総本店は「驚いており、お答えしようがない」とコメントしている。

 訴状などによると、井筒八ッ橋本舗の創業は1805年。聖護院八ッ橋総本店は元禄2(1689)年の創業としているが、八つ橋がいつから作られ始めたかを記録した文献はないと主張している。

【共同通信】
https://jp.reuters.com/article/idJP2018060401002251