5日午後9時ごろ、群馬県渋川市の伊香保温泉にある老舗旅館「千明仁泉亭」が燃えていると女性従業員から通報があった。
県警によると、燃えたのは旅館の東側に隣接し、経営者の男性(79)が居住する住宅だという。旅館の被害は捜査している。経営者の妻(71)が負傷し、搬送された。

宿泊客約20人は全員避難し、けが人はいなかった。

旅館のホームページによると、創業500年以上の歴史があり、明治の文豪・徳冨蘆花が定宿にし、冒頭にこの旅館が登場する小説「不如帰」を各客室に置いているという。

現場は伊香保温泉の中心部の石段街に面し、旅館や飲食店が立ち並んでいる。

産経ニュース
2018.6.5 22:50
https://www.sankei.com/affairs/news/180605/afr1806050031-n1.html