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金正恩氏の母親・高英姫氏は在日朝鮮人出身 「米国は昨年12月に北朝鮮への軍事攻撃を推進」とも発言

 韓国の文正仁(ムン・ジョンイン)大統領特別補佐官(統一・外交・安全保障)は7日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長について「金委員長は若く、スイスで教育を受けた人物で、厳密にいえば在日朝鮮人。そういう点から、先代とはリーダーシップに違いがある」と語った。

 文氏は7日、ソウル市小公洞のロッテホテルで開かれた「第19回光化門ラウンジ」での講演で、「金委員長は(米国との交渉で)条件が合えば核廃棄ができると考えている」としつつ、このような発言を行った。金委員長は母親の高英姫(コ・ヨンヒ)氏が在日朝鮮人出身なので、白頭の血統に対するコンプレックスを持っている−という解釈は多いが、文氏はこれに言及したのだ。

 文氏は「(北朝鮮の)パラダイム転換が見られる。金正日(キム・ジョンイル)総書記は強盛大国、すなわち国を強くして、それを通して隆盛した国家をつくることを追求した。金正恩委員長は富国強兵パラダイム」と語った。

 さらに文氏は、昨年12月に米国が北朝鮮の主な核施設などに対する軍事的攻撃を実際に推進していた、とも語った。

 文氏は「米国は昨年、軍事行動を取る用意があり、ペンタゴン(米国防総省)に準備をさせた。昨年12月ごろにペンタゴンは、第1次のものとして11種類の軍事オプションを全て準備したと言っており、今年3月までに(軍事的な)案を持ってくることにしていた」「米国は『北朝鮮の主要な核軍事施設や拠点を選別して攻撃を加えれば、北朝鮮は手を上げて出てくるだろう。シリアのようにやりたい』と言っていた」と伝えた。