「運転手が21日連続勤務」祭りの太鼓台にトレーラー突っ込み40人死傷事故で調査報告 香川
06月09日 11:35
http://www.ksb.co.jp/sp/newsweb/detail/10036

 おととし10月、観音寺市で祭りの太鼓台「ちょうさ」に大型トレーラーが突っ込み40人が死傷した事故です。
事故調査委員会は、運転手が21日連続勤務していて、運送会社の勤務管理がずさんだったと指摘する報告書を公表しました。

 この事故はおととし10月、観音寺市の国道で大型トレーラーを運転していた男が居眠りをし、時速およそ50キロで祭りの「ちょうさ」に衝突。男性1人を死亡させたほか39人にけがを負わせました。

 国の事業用自動車事故調査委員会の報告書によりますと、男は事故前日まで20日間連続で勤務していました。
 この期間に連続運転時間の上限である4時間を12回超過するなどしていて、「疲労が蓄積し居眠り運転をした可能性がある」と指摘しました。

 また、「運送会社は過去に過労防止措置の不備で行政処分を受けていたのに改善しなかった」と会社の体質が事故の背景にあると批判しました。