児童自立支援施設の兵庫県立明石学園(明石市魚住町)で、50代の男性寮長が約2時間にわたり10代の男子寮生に対し馬乗りになるなどの行為をしていたことが16日、分かった。同学園は精神的、身体的な虐待と判断し、県に報告した。

同学園によると、寮長は1日午前2時半ごろから約2時間、寮のロビーで男子生徒に馬乗りになり、説教した。このほか、別の生徒に指示し、この生徒に馬乗りをさせたという。

同学園の調査に対し「生活態度の反省を促すため、逃げないように乗った。行き過ぎで、指導法を間違っていた」と話しているという。うち1人は体に複数のあざがあり、因果関係などを調べる。

同学園では男女46人が寮生活を送っている。この寮長が指導する8人を別の寮に移したという。

柏原俊朗園長は「被害を受けた子どもや保護者に申し訳ない。子どもを支援する施設ではあってはならないこと」と謝罪した。

6/16(土) 17:51
神戸新聞NEXT
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180616-00000010-kobenext-l28