同じアパートの上階の部屋に入り込み、住人の小学5年男児をハンマーで殴ったとして傷害罪に問われた名古屋市中川区の無職、水谷嘉治被告(60)は20日、名古屋地裁(西山志帆裁判官)の初公判で起訴内容を認めた。検察側は懲役2年を求刑し、弁護側は罰金刑を求めて即日結審した。判決は7月11日。

 起訴内容は4月23日、当時10歳の男児の部屋に入り、掛け布団の下に隠れた男児を布団の上からハンマーで殴って、後頭部打撲などで約2週間のけがをさせたとしている。

 検察側は論告などで「危険で悪質。アパートの騒音が男児らによるものと一方的に決めつけて殴ったのは身勝手」と主張した。弁護側は男児側に被害弁償をしているなどと訴えた。


毎日新聞 018年6月20日 20時13分
https://mainichi.jp/articles/20180621/k00/00m/040/087000c