20日午後、熊本城にある元太鼓櫓と呼ばれる建物が倒壊しているのが確認されました。熊本市によりますと、この建物は熊本地震で傾くなどの被害を受けていて、市は19日からの大雨の影響で倒壊した可能性があるとみています。

熊本城を管理する熊本市によりますと、20日午後5時ごろ、熊本城にある元太鼓櫓と呼ばれる建物が倒壊しているのを巡回中の警備員が見つけました。
この建物の周辺はおととしの熊本地震以降、立ち入り禁止となっているためけが人はいませんでした。

熊本市によりますと、元太鼓櫓は平成15年に復元された木造のやぐらで、二の丸広場から天守閣に向かう途中の西大手門の入り口にあり面積はおよそ60平方メートルあります。

おととしの熊本地震で土台の石垣が崩れて建物が傾くなどの被害を受けていて、倒壊するおそれがあったということです。

熊本地方気象台によりますと熊本市では19日の降り始めからの雨量が200ミリを超えているということです。

このため熊本市では、今回の大雨の影響で建物が重くなったため、バランスが崩れて倒壊した可能性があるとみています。



NHK 2018年6月20日 21時22分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180620/k10011488431000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001