英にジャパン・ハウス 世界3カ所目、運営に年10億円
ロンドン=下司佳代子

 日本政府が海外への情報発信拠点と位置づける「ジャパン・ハウス」が21日、ロンドンに開館した。
 工芸品の展示や販売などを通じて、これまでの日本観を壊し、文化やものづくりの魅力を発信していくという。

 ブラジルのサンパウロ、米ロサンゼルスに続く3カ所目。
 ケンジントン宮殿近くの大通りに面し、1階は展示スペースと物販、2階には日本食レストランがある。
 地下には、日本の自然や文化に関する本をそろえた図書室などを置いた。

 開館にあわせ、国内外で住宅から公共施設まで幅広く手がける建築家の藤本壮介さんの模型を紹介した。
 今後は新潟・燕三条の金工技術、紙専門商社・竹尾による紙文化の発信などを予定している。
 展示に関連した物販や本の紹介も行っていくという。

 ジャパン・ハウスは当初、安倍政権が重んじる領土問題や歴史認識について、日本の立場を訴える場とする予定だった。
 しかし、有識者の議論を経て、当面は文化などを紹介することになった。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

朝日新聞DIGITAL 2018年6月21日16時01分
https://www.asahi.com/articles/ASL6P3DNXL6PUHBI00K.html