◆神戸市「電子図書館」スタート 1万冊超、無償貸し出し

神戸市は22日、インターネットを通じた電子図書の無料貸し出しサービス「KOBE電子図書館」を始めた。
図書館に直接行く必要がなく、いつでも借りられることなどが利点。

2年後に英語が小学3年から必修になるのを見据え、親子で楽しめる英語の絵本などをそろえた。
楽天グループが展開するサービスを2年間、無償提供してもらって試験運用し、その後に本格導入するか決めるという。

市によると、電子図書の貸し出しは米国では普及しているが、国内では運営費用や図書のデジタル化の遅れといった事情からほとんど広まっていない。
市民から導入の要望があったほか、利用データを集めたい楽天側とも思惑が一致したことから実現した。

利用には専用のIDとパスワードが必要で、市内11館の市立図書館の窓口で発行。
図書はスマートフォンやパソコンなどを使って読むことができる。

貸し出しは1人3冊までで、2週間で自動的に返却される。
実際の図書館と同様に貸し出し中の図書は借りることができない。

産経WEST 2018.6.23 09:10
http://www.sankei.com/west/news/180623/wst1806230019-n1.html