日本医師会の会長選挙が23日に行われ、現職の横倉義武氏が4選を果たしました。

日本医師会は23日、東京・文京区で代議員会を開き、任期満了に伴う会長選挙を行いました。

会長選挙には現職の横倉義武氏(73)と奈良県医師会の前会長の塩見俊次氏(68)の2人が立候補し、欠席した1人を除く、367人の代議員による投票が行われました。

その結果、横倉氏が328票、塩見氏が19票、白票が19票、無効票が1票で、横倉氏の4選が決まりました。

横倉氏は73歳。福岡県内の病院の理事長で、6年前から3期連続で会長を務め、現在は日本人として3人目となる世界医師会の会長も務めています。

横倉氏は医療機関に支払われる診療報酬が改定される際に、医師の人件費や技術料の引き上げを推進したほか、住み慣れた地域や自宅で医療や介護を受けられるようにする「地域包括ケアシステム」の構築などに取り組んでいます。

横倉氏「医療体制高度化などに役割果たしたい」
4選を果たした横倉氏は記者会見で、「日本の医療は大きな変革期を迎えており、医師の働き方改革や超高齢社会への対応、急速に進展するゲノム医療など課題が山積している。これまで培ってきた経験をもとに、医療体制の高度化や社会保障の安定に役割を果たしていきたい」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20180623/k10011492491000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20180623/K10011492491_1806231335_1806231336_01_02.jpg
医師会会長の研究費
http://research-er.jp/researchers/view/250412
医師主導治験の実施の支援及び推進に関する研究
研究期間 2015年度 〜 2019年度
6,500,000,000 円