日清食品ホールディングス(HD)は2日、主力商品「カップヌードル」の容器側面の上部と下部に描かれているバーコードのような帯状のデザインが、特許庁から位置商標として登録されたと発表した。ロゴやブランド名がなくても、図形の配置とデザインだけで「カップヌードル」と広く認識されていると認定された。

 カップヌードルは1971年に発売。帯状のデザインは、開発者で同社の創業者でもある安藤百福ももふく氏が、デパートで見かけた洋皿の模様をモチーフにして発案した。

 発売から50年近くたった今も同じデザインで、カレーやシーフード味などすべての「カップヌードル」シリーズで使われている。

 位置商標は、特定の場所に配置された図形や色で商品が識別できる場合に認められる。特許庁によると、国内での位置商標はカップヌードルを含め約50件が登録されている。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20180703-OYT1T50029.html
http://imgur.com/ZirGrpt.jpg