https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180704/k10011507411000.html

首都圏の在来線全列車に防犯カメラ設置へ JR東日本
2018年7月4日 4時31分

JR東日本は、ことし2月以降、列車などの設備が壊されたりする被害が相次いでいることを受け、東京オリンピック・パラリンピックまでに、首都圏の在来線のすべての列車に防犯カメラを設置することを決めました。

JR東日本は、テロや犯罪の対策のため山手線や新幹線などで防犯カメラの設置を進めているほか、今後、製造する新型の列車に設置する計画を明らかにしていました。

しかし、列車のドアが壊されたりする被害が、ことし2月から先月までにおよそ580件相次いでいることを受け、現在、首都圏の在来線で運行しているすべての列車にも、カメラを取り付けることを決めました。

後から映像を確認できる、蛍光灯と一体となったタイプのカメラなどを使い、普通車の場合、1両に8か所のほか、乗務員室にも取り付けます。

2年後の東京オリンピック・パラリンピックまでに設置する予定で、京浜東北線には、今月から試験的に導入することにしています。

録画した映像は、1週間程度で上書きされるということで、JR東日本は、乗客のプライバシーに配慮して、映像を閲覧できる社員を限定し、事件の捜査などで警察から要請があった場合、提供することがあるとしています。