7/5(木) 11:31配信
デーリー東北新聞社

 青森県は4日、韓国の写真家チョ・セヒョン氏(59)を国際観光大使として「青森グローバルアンバサダー」の第1号に任命した。チョ氏は県内の自然や文化を撮影した作品を多数発表して知名度向上に貢献している。今後、県への情報発信の助言役も担う予定で、「家族のように感じている青森のため、責任を持って写真を撮っていく」と意欲を見せた。

 韓国平昌(ピョンチャン)冬季五輪の広報大使に任命されるなど国内外で活躍するチョ氏。子どもへの指導など、福祉分野での活動に熱心なことでも知られる。

 4日は県庁を訪れたチョ氏が、三村申吾知事から委嘱状の交付を受けた。

 三村知事は、チョ氏が撮影した県内の写真をまとめた冊子を紹介しながら、「青森を好きになってくれたことがうれしい。今後も兄弟のように仲を深めたい」と述べた。

 1〜3日に下北地方や青森市を回ったチョ氏は、取材に対し「ねぶた制作に取り組む青年や、豊富な海産物が印象的だった」と評価。県内の特色について「自然に感心するし、人の表情にも興味がある。特に港町の人は優しく、純粋な顔をしている」と語った。

 県は今後、海外の第一線で活躍し、県の観光振興に理解のある人をグローバルアンバサダーに委嘱していく方針。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180705-00010007-dtohoku-l02